二子山山系自然保護協議会の桑原さんのご厚意で、上山口の寺前谷戸に麦蒔きをして7ヶ月あまり。3月末に子どもたちが見に行った時には緑色だった麦は黄褐色に変わり、穂にはたくさんの実がつきました。
6月30日にたいよう・あおぞら組の園児が、はさみで麦を刈り取り、収穫しました。

「いえーい!麦を刈ったぞ〜!!」

刈り取り後は、麦束を風通しのよい場所に広げて乾燥させ、いよいよ手で脱穀を試みたところ…麦を一粒取り出すだけで、子どもたちは大苦戦!麦を穂から外すのに時間はかかるわ、手が痛くなるわ…みんなで1時間ほどがんばって脱穀しましたが、片手の掌に乗るくらいしか収穫できませんでした。

そこで、桑原さんに相談したところ、足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)と、唐箕(とうみ)と呼ばれる風を送る道具を貸してくださることに!20日に無事に脱穀を終えることができました。

園児たちは、まず麦の穂を揃えて、
次に稲穂を一把持ち、穂先を扱胴(こきどう)に当てて、(桑原さんが踏み板を踏んで脱穀機を回しながら)脱穀。バチバチバチと、実が弾かれる強く固い感触がします。
最後に、唐箕(とうみ)を使って、もみ殻と実を選別していきます。
上に脱穀後の小麦を入れ、風を送りながら少しずつ落としていくと、重い実は先に下に落ち、もみ殻は横に飛ばされます。
収穫した麦は、麦ご飯にして食べる予定です。残った藁も、どう活用するか思案中です…